大腸がんについて

2003年以降の女性の死因の第一位であるなど、近年、大腸がんに罹患される方が増えているそうです。

とりわけ、1980年代以降、急速に増加の一途を辿っています。毎年、新たに10万人強が罹患して入れると推定されており、その男女比は、およそ6:4です。

「大腸がんは男性の病気」といったイメージが以前からあり、確かに男性が多い傾向が見られるものの、女性にとっても大いに脅威な病気と言えるでしょう。

なお、40歳代以降に罹患者が多く、高齢者になるほど危険性が高まるのが特徴としてあります。

ちなみに、腸壁の粘膜層に癌細胞が増殖して、身体に弊害をもたらす病気です。「結腸」や「直腸」のガンも、「大腸がん」のカテゴリーに含まれます。

原因・要因・注意点について

結腸や直腸など「大腸がん」にかかる原因や、罹患者が増えている要因としては、次の事柄が考えられます。

腹の画像

食生活(動物性脂肪の摂取量が多い反面、食物繊維の摂取量が少ない)、
飲酒や喫煙(特に長きに渡る、過大な摂取)
腸内環境の不良(便秘など)

日常的な生活習慣との因果関係が指摘出来そうですね。

その他では、遺伝的な要因も考えられるのかもしれません。

次の項目に数多く該当する方ほど要注意とされます。

  • いわゆる中年以上の世代である。内臓脂肪が多いみたいだ。メタボな体型である。
  • 動物性の高たんぱく・高脂肪の肉系の料理を好んで食べる。野菜などの植物繊維や果物をあまり摂らない。
  • お酒やタバコを、毎日かかさずたしなむ。
  • 常にに運動不足だがスポーツを楽しむ余裕が無い。
  • 便秘症。もしくは下痢と便秘を繰り返す事がある。
  • 血便が出る。頻繁に腹痛が起こる。
  • 親兄弟・親族に大腸がんの経験者がいる。

便を検体にして調べる検査キットがあります

キットによる郵送検査では、採取した「2日間分の便」を調べます(免疫学的便潜血反応)。

簡単にご説明すると、便の中に血が混じっていないかを調べます。

これは「便潜検査」と言われており、行政・医療機関が実施する大腸がん検診においても採用されている、「一次検査」の方法との事です。

ではなぜ、便中の「血」の有無について調べるのでしょうか??

それは、大腸の腸壁にポリープや腫瘍といった症状が現れていると、出血しやすい傾向があるからです。

なお便潜検査(免疫学的便潜血反応法)は、大腸がんに罹患している可能性がある方をピックアップする検査方法です。

つまり、「大腸がんである事を特定」するのではなく、「大腸がんの疑いがある状況」を指摘する方法です。

(さらに詳しく調べる場合は、精密検査(内視鏡検査など)を受ける事となります。)

大腸がん検査 4,980~5,550円(税込み/男女兼用)

ひとまずの健康診断としてご利用されてみては。調べる検体は「便」になります。

検査結果は、検体郵送後、数日内に確認する事が出来ます。

このキットによる検査の結果が「疑わしい」ものであれば、しかるべき医療施設で本格的な精密検査を受診される事をお勧めします。

なお、検査結果が正常であった場合においても、「大腸がんに罹患していない・身体にがん細胞は無い」と言う事を、完全に保証するものではありません。

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