気をつけるべき肝炎とは

ウイルス性の肝臓の病気である肝炎。

ウイルスのタイプは幾つかあり、A~E型の種類に分類されます。

A型は、性行為でも感染する事がありますが、数ヶ月で治る事が多く、基本的には慢性化しないとされています。

D型・E型は、日本人にはあまり見られません。罹患率が低い傾向があります。

特に問題となるのは、B型とC型でしょう。

B型肝炎とC型肝炎は、自覚症状が少なく、放置しておくと重篤な病状となるリスクがあるとされています。

仮に健康に自信があるとしても、どなたにおきましても、定期的な診断・検査を心掛けるべきだと考えます。

B型肝炎(HBV)

感染原因 血液・精液・膣分泌液といった体液。性行為、輸血・臓器移植、注射針の共用。母子感染(妊娠・出産・授乳)も多く見られます。近年では、海外で感染して帰国する方が増えているそうです。
感染後の症状 急性肝炎の場合は、倦怠感、食欲不振、吐き気・嘔吐、黄疸など。慢性化すると、肝硬変、肝がんへと悪化していくことがあります。
キャリア(持続感染者) 自覚症状が出ない方も多くいます。しかしながら、慢性肝炎が進行している場合があり、定期検査や治療が必要です。

C型肝炎(HCV)

感染原因 血液感染が主たる原因です(輸血・臓器移植、注射針の共用など)。性行為による感染や母子感染は稀との事です。
感染後の症状 急性肝炎の場合は、B型と同様の症状が出ることがあります。しかし症状がA・B型よりも比較的軽く、自覚症状を感じない方が多数います。
キャリア(持続感染者) およそ70%の方がC型肝炎ウイルスキャリア(HCVキャリア)となります。自覚症状が少ないので見逃してしまう場合もあります。肝炎が慢性化する確率は数十パーセント。ゆっくりと肝硬変→肝臓がんへと進展するリスクがあります。

肝炎検査キットについて

STDチェッカー タイプL(男女共通) 4,860円(税込)

男女共通の郵送・検査キットです。

B型、C型の両方についてチェックできます。

指先から超微量の血液を採取して調べます。B型肝炎は血中HBs抗原、C型肝炎はHCV抗体をチェックします。

仮に検査結果が「陰性(ー)」であったとしても、100%「感染していない」とは言い切れないそうです。気になる方は、一定期間を置いた後(三か月後が目安です)、再検査を受けるのがベターでしょう。

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